軽費老人ホームとは、福祉施設の中でも比較的安価に利用できる老人ホームのことで、所定の条件に該当した場合に入所をすることが可能です。
働く魅力は、未経験でも仕事を始めやすいことが挙げられます。
この軽費老人ホームには種類があって、A型とB型、そして自立型と介護型で構成するC型に分類されます。

中でもA型とB型に関しては基本的に、介護の手を必要としない人が入所者です。
そのため、身体介護といった直接的な業務が少なくて済みます。
業界の経験者ではなくとも仕事に就きやすく、見守りや食事提供といった生活援助のほか、レクリエーションなどを中心に業務を行うことになるでしょう。

C型においても、自立型ならば要支援の業務が主となるため、介護経験がなくとも働きやすく感じられるでしょう。
一方、介護型については、要介護度が上がりますので、この場合は介護経験があった方が有利と言えます。
なお今後は、A型とB型の施設を、C型へと一本化する流れがあるため、自立型と介護型のいずれかの働き方を選択する必要が出てきます。

手厚い介護が不要な自立型の軽費老人ホームですと、肉体的な負担を軽減できるという魅力が挙げられます。
介護職にありがちな悩みと言えば腰痛トラブルで、離職の原因になることも少なくありません。
その点、体位変換をはじめとした身体介助が不要な職場ならば、スタッフ側の負担が少なく、無理のない働き方を実現しやすいでしょう。
軽費老人ホームでの仕事については“「安心」と「自由」が叶う軽費老人ホーム”も参考にできます。